2020年2月7日

古民家の里山~奈良 生駒市高山町で暮らそう➁ その前に長持ちする家の条件

前回は、一太い柱や梁を使った伝統的軸組工法で、茅葺・草葺き・瓦葺きで、建築後50年を経過した住宅を、古民家と呼ぶという話でしたね(一般論)。すなわち、耐震性に優れ堅固で丈夫な家であれば、50年経つと古民家と呼ばれるということになります。

30歳の時に新築したら、80歳になれば古民家に住めるということでしょうか!

日本の木造住宅の平均寿命は、30年といわれていますから古民家というほど遠いですね。

バリアフリー性、可変性、耐震性、省エネルギー性、などの9項目の国が定める基準をクリアした住宅を、長期優良住宅として認定する制度を設けています。認定されれば、住宅ローン控除枠の拡大、固定資産税減額、住宅取得贈与金額の非課税などのついた特典住宅を推奨しています。

このような制度での住宅では、所詮30年位しか長持ちしない家(耐久性がない家)になると思っていますが、言い過ぎでしょうか?

住宅は、そこに住む家族にとって最も身近で直接肌に触れる中心的生活環境・家庭環境・居住環境ですから、環境の影響力やが感化力を受けることになります。住まいの環境とは、住まいの雰囲気です。雰囲気のいい家は、会話も弾み、家族仲良く、安心平和で健康で快適な生活ができます。

そのためには、そこに住む家族が住まいの計画に自ら参加することです。慣れないことで大変ではありますが、できた間取りの愛着が持てなければ住宅は長持ちしません。

長持ちする住宅には、その条件と原因が必要です。

人生最大の投資である家づくりの主役は住まう人です。業者に任せるのではなく、計画に積極的に参加することが、丈夫で長持ちする子供や孫に誇れ残せる住宅になるのではないでしょうか?、

この記事を書いた人

霧島住宅株式会社 宮原謙治(幸せこだわり住宅職人 謙さん)

霧島住宅株式会社 宮原謙治(幸せこだわり住宅職人 謙さん)

21歳の時に、住宅会社に転職しました。それから50年もの間、住宅と不動産の仕事一筋でやって来ました。若い頃には見えなかったことが年齢と経験を加えることで、住宅の間取りをみていると家族の会話が聞こえるようにもなりました。それは、住宅の環境科学を研究していて、住まいの環境がかもし出す雰囲気がわかるからかもしれません。

住まいを求めることは、人生最大の投資です。土地を求めて新築住宅を建てる人、中古住宅を求めてリフォームをする人と様々ですが、住まいを求める目的は、皆さん共通の『これからも幸せな家庭生活を楽しむこと~平穏な家庭生活の続けられること!』ですよね。
無理をしないで無難に生活できる住まいづくりを求める方との出会いを楽しみにしています。

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