2020年3月16日

生駒市内卒業式~コロナウイルス流行の中、螢の光の歌は~?

コロナウィルスの終息が見えない中、3月の季節には、欠かせない卒業式の中止や、規模縮小などのニュースが後を絶ちませんね。奈良県生駒市内の中学校の失業式は3月13日、小学校は3月19日の予定だそうです。いつもとは違う雰囲気での卒業式が行われているとのことですが、先生や親御さん、生徒の皆さんに、『おめでとうございます!』とお祝いを申し上げたいと思います。

 

◆卒業式には、欠かせない歌に『蛍の光』があります。

歌詞の、『蛍の光、窓の雪』は『蛍雪の功』と言われ、一途に学問に励む子どもを褒め称える中国故事が由来であるそうです。

東晋(中国の王朝(317年 – 420年の時代の車胤(しゃ いん)は、家が貧乏で灯す油が買えなかったために、蛍の光で勉強していた。

同様に、同じ頃の孫康(そん こう)は、夜には 窓の外に積もった雪に反射する月の光で勉強していた。

そして、この2人はその重ねた学問により、長じて朝廷の高官に出世しているとのことです。

 

さて、問題です。

『蛍の光』で勉強できた季節はいつで、どの窓から蛍の光は入ってきたのでしょうか?

『窓の雪から入ってきた月の光』で勉強できた季節はいつで、どの窓から月の光が入ってきたのでしょうか?

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答えは、

『蛍の光』は、夏で北側の窓から入ってきた。『窓の雪」は、冬で北側の窓から入ってきた。~~ですよね。

何故、北側の窓なのでしょうか?

 

蛍は、昼間は日の当たらない北側の草むらの中におり、夜になると飛び立つのです。

雪は、降った雪がとけることなく夜になっても残っているのは北側ですよね。

 

無事に卒業できるのは、及第した子どもです。落第してしまうと留年になりますよね。

すなわち、蛍の光の歌は、先生や在校生や親たちが、卒業できる子どもを褒め称える賛歌なのです。

北の窓のことは、子育ての窓とも言われます。太陽の陽の変化の最も少ない落ち着いた、集中できる場所が北側ですから、学問を学ぶには最高の窓なのです。

♯ 螢の光、窓の雪、書讀む月日、重ねつゝ、

何時しか年も、すぎの戸を、開けてぞ今朝は、別れ行く

 

ほたるのひかり、まどのゆき、ふみよむつきひ、かさねつゝ、
いつしかとしも、すぎのとを、あけてぞけさは、わかれゆく。

蛍の光や、雪に反射して窓から差し込む月の光を使って
書物を読む日々を重ねているといつの間にか年月が過ぎ去っていき
今朝は杉でできた扉を開けてクラスメートと別れていく

 

 

この記事を書いた人

霧島住宅株式会社 宮原謙治(幸せこだわり住宅職人 謙さん)

霧島住宅株式会社 宮原謙治(幸せこだわり住宅職人 謙さん)

21歳の時に、住宅会社に転職しました。それから50年もの間、住宅と不動産の仕事一筋でやって来ました。若い頃には見えなかったことが年齢と経験を加えることで、住宅の間取りをみていると家族の会話が聞こえるようにもなりました。それは、住宅の環境科学を研究していて、住まいの環境がかもし出す雰囲気がわかるからかもしれません。

住まいを求めることは、人生最大の投資です。土地を求めて新築住宅を建てる人、中古住宅を求めてリフォームをする人と様々ですが、住まいを求める目的は、皆さん共通の『これからも幸せな家庭生活を楽しむこと~平穏な家庭生活の続けられること!』ですよね。
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