2020年4月3日

住宅の果たす正しい役割~建物の構造~奈良生駒市自然素材の注文住宅を建てよう!

◆原点回帰の住まいづくり➀

・・住まいに対する要求・・1.建物の構造に関してから

 人々が住宅を求められる時、最も懸念されることは、耐久性であり 構造的に堅固であるということです。

 住宅は建物であり、大きな構造体ですから、丈夫で長持ちすることを願うのは当然です。特に自然的破壊(地震・強風・浸食・洪水)に耐える構造が要求されます。また腐食や害虫に対する予防も大切なことです。

 ハイテク時代といわれる現今においては どのような工法も自然的破壊については十分に研究されており 耐久力は長期間保証されます。例えば 日本古来より伝えられた在来の木造づくりの建物の耐久年数は50年間は一般的であり 数年毎の補修を加えれば百年以上は長持ちします。つまり、余程のことがなければ自然的破壊は稀であります。

 人々が最も不安に感じる地震に耐える住宅は、住宅直下の地割れや地表の変化が生じない限り倒壊の心配は有りません。しかし このように申しても自然の驚異は計り知れないものがあり、どのような強大な地震が起こるかもしれません。その時は全ての構造物に影響をもたらすことであって 絶対的な保証の出来るできる建物はあり得ません。

 

過去における天才地変のデーターに基づき常識的な安全の許容度が示され その許容度に対し充分に耐える住宅は 現在国土交通省で認めている工法であれば どの工法でもよいと思います。

 ところが、住宅メーカーは 自社製品を百年いや二百年の耐久性がある住宅であると宣伝します。それは「自社製品だけは・・・」と言わんばかりの能書きを示しますから 一般に人々は他社の住宅は百年以上の耐久性がないと思い込みます。

 耐久性を自社製品の宣伝に利用するなどは 現代の住宅業界にとっては恥ずかしいことです。皆さんご存知のように 日本でもヨーロッパ諸国は勿論 世界中では15世紀当時の建物が存在しているものがたくさんあります。五百年以上の昔でさえも 百年以上の耐久性のある住宅がつくられており 現代において 今更耐久性を住宅の付加価値として宣伝しなくては売れないとすれば 住宅業界は製品(住宅)に対する研究開発が怠慢であったかを世間に暴露しているようなものです。

 また 一般ユーザーに構造的要素で不安を与えているとすれば 住宅業界にとっては極めて屈辱的なことであり その不信感をなくすために謙虚に反省し 技術改善に努力すべきです。

 住宅業界は 構造上の不信感を与えているばかりでなくクレーム・トラブルを引き起こし 社会的不信をかっていることは 住宅業者として住宅に対する理念が欠如し 責任感 使命感が乏しいためです。

 その結果 自ら自分の首を絞めるように 現在も将来も企業の安定性をうしないいつも不安を抱え 社会経済の動向に一喜一憂しながら仕事をしている人が多いのです。

この記事を書いた人

霧島住宅株式会社 宮原謙治(幸せこだわり住宅職人 謙さん)

霧島住宅株式会社 宮原謙治(幸せこだわり住宅職人 謙さん)

21歳の時に、住宅会社に転職しました。それから50年もの間、住宅と不動産の仕事一筋でやって来ました。若い頃には見えなかったことが年齢と経験を加えることで、住宅の間取りをみていると家族の会話が聞こえるようにもなりました。それは、住宅の環境科学を研究していて、住まいの環境がかもし出す雰囲気がわかるからかもしれません。

住まいを求めることは、人生最大の投資です。土地を求めて新築住宅を建てる人、中古住宅を求めてリフォームをする人と様々ですが、住まいを求める目的は、皆さん共通の『これからも幸せな家庭生活を楽しむこと~平穏な家庭生活の続けられること!』ですよね。
無理をしないで無難に生活できる住まいづくりを求める方との出会いを楽しみにしています。

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